冬至を過ぎ、新年に向かう時期だが、今冬はいつもより暖かい日が続く。福知山市内では例年より1カ月以上早くロウバイが咲き、フキノトウが顔を出すなど、植物が季節に戸惑っている。
■例年より早くロウバイが開花■
黄色い小花がいっぱい咲いた−。福知山市石原、東正和さん(60)宅の庭で、ロウバイが見ごろを迎えている。
苗木から育てて5年ほどになるが、これまでは1月末から2月ごろに咲いており、これだけ早いのは初めてという。黄色い葉にまぎれて花がついているのを、12月初旬に見つけた。
今は6分咲きほどで、つぼみのものもあるため、しばらく見ごろは続きそう。
■三岳でフキノトウ 畑に広がる■
市内北部の三岳地区・常願寺では、春の使者とされるフキノトウが早くも顔を出している。
地区の人たちがヤマブキを栽培している畑に広がっている。栽培面積を増やすため、他のほ場にマルチシート張りや苗の植え付けをしていた人たちは「野山のフキノトウは1月下旬ごろから出始めるのですが、今年は気温が高いからでしょうか」と話していた。
写真上=例年よりも早く咲いたロウバイの花
写真下=姿を見せているフキノトウ
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