鬼退治伝説が残る福知山市大江町で、地元の名所・旧跡をデザインした市バスが走り始めた。京都丹後鉄道大江駅前と佛性寺を結ぶ「大江山の家線」で、一日7往復運行。車体に鬼や元伊勢神社、雲海などが描かれ、町の魅力をPRしている。
旧車両が老朽化し、新車に更新したのに伴い、親しみがあり、観光客の誘致にもつながるものをと、市出身で京都市在住のイラストレーター、尾松克巳さん(47)にデザインを依頼した。
車体の前面は酒呑童子と源頼光との対決場面を描いた。右側面から後面、左側面にかけては、元伊勢外宮豊受大神社(天田内)や丹後二俣紙の手漉きの様子(二俣)、元伊勢内宮皇大神社(内宮)、二瀬川渓流(佛性寺)、大江山の雲海(北原から)などが絵巻物風に描かれている。
車両はワンボックスカーで、乗車定員は旧車両より2人増えて14人になった。
22日の出発式に臨んだ尾松さんは「みなさんに親しまれ、地域の人や観光に来られた人に楽しく乗ってもらえればうれしい」と話している。
写真=新しい市バスのデザインを説明する尾松さん
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