福知山市大江町小原田の川戸誠さんが、市内の大江山から乗鞍岳を撮影した。直線距離にして233キロほど。「福知山から見える最も遠いところ」と話している。
長野と岐阜の県境に位置する乗鞍岳は、剣ケ峰(標高3026メートル)を最高峰とする山々。
撮影したのは9日午前6時50分ごろ。大江山・千丈ケ獄(同833メートル)に登り、500ミリの望遠レンズを使いデジタルカメラで撮影した。当時は「京都・愛宕山の木々が数えられるくらい澄んでいて、奈良の山がくっきり見えた」という状況。大江は晴れていたものの、北陸方面は小雨が降りかすんでいたが、雲間から5分間だけ乗鞍岳が見えたという。
また、9日は大江山から約200キロ離れている徳島県の最高峰・剣山(同1955メートル)の撮影にも成功。「計算結果では剣山が見えるもっとも北に位置する場所では」と話している。川戸さんは昨年9月にも市内の市寺と兵庫県丹波市の府県境にある親不知北峰の通称「市寺山」(標高約600メートル)から、剣山系の撮影に成功している。ただし今回については、「山頂にかかっている笠雲などの可能性が否定できない」ともいう。
写真=大江山から撮った乗鞍岳(川戸さん撮影)
【関連写真】
・福知山から四国・剣山系の山が見えた
・大江山から石川・岐阜の白山見えた
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