関西大学校友会中丹支部(井上利博支部長)は11月30日、福知山市内記二丁目の魚辰で、関大出身でプロ野球・元阪急ブレーブスの投手、山口高志さん(65)を囲む会を開いた。山口さんは現役時代、160キロを超える剛速球を投げたとされる伝説の投手。支部員の前で当時の思い出などを語った。
中丹支部は02年に設立。現在支部員は約50人で、毎年総会を開き、母校訪問などもしている。支部員で甲子園の名将、福知山成美高校校長の田所孝二さんが、関大硬式野球部の先輩にあたる山口さんと親しいことから、囲む会が実現した。
山口さんは関大時代に関西六大学リーグで活躍。全日本大学選手権でチームを優勝に導いている。社会人を経てドラフト1位で阪急に入り、1975年には新人王を獲得。同年の日本シリーズでは、優勝に貢献しMVPとなっている。引退後は今秋まで阪神タイガースの投手コーチを務めた。
囲む会には支部員24人が出席。最初に井上支部長が「関西大学は山口先輩のおかげで一躍有名になりました。阪急時代も素晴らしい活躍をされた」とたたえた。
あいさつに立った山口さんは「阪急に入ってから最初の4年間で48勝しました。新人王をもらったり、日本シリーズで巨人を倒したりして、いい4年間でした。41年間のプロ野球人生に後悔はありません」と振り返った。
今後の動向としては「関大出身者で、ファンを沸かせるようなプロ選手をスタンドで応援したい。そしてアマチュア野球に貢献できれば」と思いを語った。
山口さんへの質問もあり、思い出に残る打者として、王貞治さんや張本勲さんの名前を挙げた。またピッチングフォームも披露した。
写真=現役時代を振り返り話す山口さん(左)
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