福知山市消防団(塩見辰也団長、1937人)が、水防功労者として国土交通大臣表彰を受けた。昨年の8月豪雨の際、昼夜にわたって住民の避難誘導やボートでの人命救助、土のう積みなど、懸命の活動を繰り広げたことが評価された。
8月16日から停滞した前線の影響で福知山市は局地的豪雨に襲われ、市街地をはじめ広範囲に浸水被害が出た。
消防団は16日に502人、翌17日には1090人の延べ1592人が出動。降り続く豪雨、内水氾濫による浸水という危険な状況の中で活動を続けた。救助舟18隻を使い、家屋に取り残された人ら101人を救出したほか、浸水被害の軽減にも大きく貢献した。
18日以後も地域の復旧活動などに積極的に取り組み、消防団組織の大切さが改めてクローズアップされている。
日ごろからの備えにも力を注いでいて、今年6月にも、夜久野町額田の牧川や大江町に近い舞鶴市桑飼上の由良川で、川を浸水道路に見立てて救助舟の訓練に励んだ。
大臣表彰は25日に国交省(東京都)で行われた。
写真=日ごろから訓練に励む消防団員たち(6月に夜久野町額田で)
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