福知山市内の高齢者夫婦が特殊詐欺被害に遭いそうになっていたところを察知して未然に防いだ市内の女性にこのほど、福知山署(家入紀幸署長)から感謝状が贈られた。普段は農作業服でいることが多い知り合いの老夫婦が、よそ行きの服を着て、落ち着かない様子だったため、話を聞いたところ、詐欺だと分かり、110番通報したという。
■福知山署が居合さんに感謝状■
感謝状を受けたのは、ホームヘルパーをしている居合之乃さん(62)=夜久野町平野=。10月29日夕方、居合さんは仕事の合間にこの夫婦と会い、「電話で娘から『詐欺で捕まってしまうかもしれないから140万円用意して』と連絡があった。これから京都駅まで持っていく」という話を聞いた。
不審に思い、実際に夫婦の娘に連絡し、確認したところ、電話はしておらず、詐欺だと分かったという。
家入署長は感謝状を手渡すと「子どもをかたって親心を踏みにじる行為を食い止めていただき、感謝しています」と伝えた。
居合さんは「普段からヘルパーとして、だまされないよう訪問先で呼びかけています。これからも声掛けをしようと思います」と被害防止に貢献できたことを喜んでいた。
写真=感謝状が贈られた居合さん(左)
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