福知山市夜久野町額田の国道9号沿いにある旧夜久野町役場跡地に市が進めている商業施設誘致で、食品スーパーマーケットの進出を計画している株式会社さとうフレッシュフロンティア(本社・豊岡市、宮下雅則社長)と、土地を所有する市、個人地権者2人が20日、市役所で20年間の定期借地契約締結に向けて覚書に調印した。
市は、下夜久野町地域に生鮮食料品を購入できる店がないことから、旧町役場跡地に商業施設の誘致を決め、進出希望事業者から事業提案を募集。選定委員会で同社を優先交渉権者に決め、契約の基本的内容について協議を進めてきた。
調印式には、松山正治市長、宮下社長、個人地権者2人が出席し、使用目的、賃貸期間、賃料などを定めた事業用定期借地権設定のための覚書を締結した。
松山市長は「夜久野住民の悲願だったスーパーマーケットができることになり、喜んでいただける。小さな拠点が、大きく充実、発展するようにしてほしい」と期待を込めた。宮下社長は「夜久野の方々が、豊かな生活をできるように、少しでも役立ちたい」と意欲を示した。
提案内容によると、施設名は「(仮称)ミニフレッシュ夜久野店」。1727平方メートルの敷地に、鉄骨造り平屋建て延べ床面積582平方メートルの建物をつくる。売り場面積は382平方メートル。
同社は、総合小売業のさとう(本社・福知山市上紺屋町、佐藤総二郎社長)グループに入り、現在、兵庫県内の北部を中心にスーパーマーケットなど21店舗を展開している。
調印式の後、宮下社長は夜久野進出の理由を「夜久野は、兵庫県但東町と山東町にある店舗の中間点にあたり、出店について検討していたところ。市の公募があり、事業提案を提出しました」と話していた。
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