福知山市東羽合、京都共栄学園高校陸上部3年生で、やり投げに打ち込む山下実花子選手(18)=綾部市・豊里中出身=が、五輪での活躍が期待される選手を対象にした日本陸連認定の「オリンピック育成競技者」に選ばれた。23日から東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで開かれる研修に参加する。
■23日から東京で研修■
山下選手は7月11日に開かれた京都陸上競技選手権大会・女子やり投げで、58メートル59を投げ、日本高校女子新記録を樹立。現在は記録を塗りかえられているが、この実績が日本陸連に認められ、育成競技者に選ばれた。また今年の全国高校総体、国体、日本ジュニア選手権ですべて2位に入るなど、高いレベルでの安定した力も考慮された。
研修は4日間あり、競技に対する意欲の持ち方、精神面などについて学ぶほか、体力測定、メディカルチェックなどもある。ジュニア女子として各種目から21人が参加。今回の研修後も合宿などがあり、来年2月まで技術の習得に励む。
山下選手は「選ばれたことは光栄で、期待に応えられるよう、覚悟を持って臨みます。世界で戦うためにはどうしたらよいか、技術を学んでいきたい」と話している。
■西日本カーニバルでも2位に入賞■
このほど北九州市で一般も含めた第37回西日本陸上競技カーニバルが開かれ、山下選手は55メートル04を投げ、2位になった。
大会には日本ジュニアで1位となり、日本高校女子新記録を打ちたてた北口榛花選手(北海道・旭川東高3年)も出場。これまでの大きな大会では、山下選手の前に立ちはだかってきたが、今回は4位だった。
山下選手は「高校記録を破られたことで、逆に気が楽になり、自分で納得いく投てきをすることができました」と振り返る。
写真=期待に応えられるよう頑張りたいという山下選手
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