福知山市内記一丁目の市佐藤太清記念美術館で、第5回「高校アート展」が開かれている。市内6高校から計162点の絵画やイラスト、立体作品などが出品され、豊かな発想力とみずみずしい感性を生かした作品が来場者を引きつけている。12月13日まで。

　芸術文化の向上と高校生の創作意欲の促進などを目的に毎年開いている。今回出展しているのは、福知山高、府立工業高、大江高、福知山淑徳高、京都共栄学園高、府立中丹支援学校高等部。

　写実的な絵画やオリジナルの絵本、陶芸作品、ＣＧ作品など、学校ごとの特性や生徒一人ひとりの個性があふれる多彩な作品が並べられている。

　初日の18日には、福知山淑徳高校のアートデザイン系列3年生18人が、授業の一環として鑑賞に訪れた。グロテスクと可愛らしさを融合した少女の油彩画などを出品した吉崎彩夏さんは「描き始めたら夢中になって進めました。好きな世界観を自由に表現してみました」と話していた。

　開館時間は午前9時から午後5時（入館は同4時30分）まで。入館料は大人210円、子ども100円。火曜休館。


写真＝高校生の豊かな発想で作られた多彩な作品が並ぶ