創立40周年を迎えた福知山市の成仁小学校と成仁地区公民館が14日、中坂町の同校体育館で合同の記念式典を開き、ともに節目の年を祝った。

　成仁地区は長田野工業団地の完成と立地企業の稼働によって誕生した。同校は、旧市域では19番目の小学校として1976年4月に開校。児童136人でスタートし、今では357人が通学する大規模校になっている。

　高田真也校長は式典で「本校の卒業生は1780人。たくさんの先輩が成仁小を良くしようと頑張ってこられた。校訓の『正しく、仲よく、たくましく』を引き継ぎ、成仁っ子として自信を持って頑張ってほしい」と児童に呼びかけた。

　久谷忠与館長は「地域活性化や絆を深められるようにと活動を行ってきました。今後も、行事に参加する人も運営する役員も、笑顔で楽しめるような公民館活動をめざしたい」と話し、功労者を表彰したほか、スライドを使って成仁地区の成り立ちなどについて説明した。

　記念式典には歴代の校長や公民館長ら来賓が多数出席。このうち、開校時に3年生25人の担任で、校歌を作詞した鳥内紀代美さんが当時を振り返った。校歌には校訓の言葉が入っていることや、「粘り強い子どもであってほしい」などと、作詞に込めた思いも紹介した。

　児童が合唱などを披露する成仁フェスティバルなどもあった。


写真＝節目の年を祝った記念式典