秋の火災予防運動(9〜15日)が始まった。これに先立ち、福知山市消防本部は8日、大江町佛性寺の日本の鬼の交流博物館で、文化財消防訓練をした。地域住民らが鬼博職員、消防関係者らと一体となり、避難訓練などで万が一に備えた。
市消防本部、福知山消防署北分署、佛性寺自治会の住民ら約30人が参加。最初に市生涯学習課職員が鬼博に所蔵されている「紙本大江山鬼退治ノ図」など、府・市指定文化財計4点を紹介てから実際の訓練に入った。
鬼博内の湯沸かし室から出火したとの想定で、鬼博職員が来館者たちに火事の発生を知らせ屋外へ誘導。住民ら4人が文化財に見立てた段ボール箱などを運び出した。
同時に屋内消火栓を使った放水訓練もあり、最後に北分署の消防車が出動し、鬼博の建物に向け、水を放った。
北分署の塩見和久分署長は「文化財は貴重な財産。火災の際は連携のとれた行動が大切で、今後も防火の意識を持ってほしい」と参加者に呼びかけた。
写真=文化財に見立てた段ボール箱などを持ち出す住民ら
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