京都府内の丹後、丹波にある府立学校11校や農産加工団体などが、それぞれの生産物、特産品を販売するTAN(丹後)TAN(丹波)見本市が3日、JR福知山駅のコンコースなどで開かれた。会場にはたくさんの品物が並び、生徒ら約100人が各ブースで一生懸命に来店を呼びかけ、駅の利用者や市民らが多く訪れ、買い求めていた。
物を販売するための企画・運営を通じてビジネス経験を積んでもらおうと大江高校(福知山市大江町金屋、永井正樹校長)が主催していて、これが3回目。今回は小学校も初めて参加し、市内の惇明小学校と昭和小学校の児童30人が体験をした。
参加したのは8高校と3支援学校、市内2小学校、それに母ちゃん市、鬼和味、阿良須野菜販売所(いずれも大江町)など4団体。ご当地キャラたちも応援に駆け付け、大江高ブラスバンド部が演奏を披露した。
会場には野菜や花、菓子、陶器などさまざまなものが並び、簡単な工作のコーナーもあった。各ブースの生徒らは、多く売れるようにと商品紹介のミニ看板などを工夫した。
市内の学校のうち、大江高は、鬼和味とコラボして作ったイチジクのシフォンケーキとパウンドケーキを並べたほか、生徒会は復興支援として東北地方の産品を販売。会場へ来られなかった高校や支援学校の販売も受け持った。
府立工業高は生産システム、機械プランニング、電気エネルギー、電子コミュニケーションの4学科が参加し、ネームプレートづくりやミニスピーカーなどの工作コーナーを開設した。福高三和分校は野菜や花、洋菓子などを販売した。
小学生も高校生と一緒になってブースの中に立ち「いらっしゃいませ」と大きな声を出して客を呼び込み接客していた。
写真=駅コンコースが大勢の人でにぎわった
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