第51回福知山市展(市など主催)が30日から11月3日まで中ノの市厚生会館で開かれる。絵画、彫刻、工芸、写真、書の5部門に計568点の応募があり、入賞・入選の全312点を展示する。最高賞の市展賞は3部門で福知山市民が輝いた。入場無料。
三たん地方を中心に近畿圏から寄せられ、計409人から応募があった。
市展賞は、絵画が後藤大郎さん=三和町菟原下=の「待春」▽彫刻が今田眞美子さん=舞鶴市=の「カパツパイツ・ギオギヤ」▽工芸が茂籠和美さん=宮津市=の「藍染縫い絞り振り袖梅花ちらし」▽写真が因幡澄子さん=牧=の「秋を映して泳ぐ」▽書が田中和子さん=内記=の「月夜花下小」が選ばれた。
後藤さん、今田さん、因幡さんは初めて、茂籠さんと田中さんは2度目の市展賞。
市展開催時間は午前9時から午後6時(最終日は5時)まで。3日午後3時から表彰式がある。
市展賞を除く入賞者は次のみなさん。入選は後日掲載する。
◎奨励賞◎
【絵画】芦田哲司(土師宮町)、武田董(綾部市)、桐村敦子(六十内)、河田晋(大江町二俣)、小滝ちづ子(観音寺)
【彫刻】吉良幸弘(丹波市)、長谷川邦嘉(田野)
【工芸】衣川昌良(内記)、吉田朋子(大江町天田内)、間島明美(私市)、多波見和子(篠山市)、塩見勝美(中)
【写真】塩見博之(綾部市)、平山敏郎(東長町)、和田国広(東佳屋野町)、大地洋次郎(厚中町)、家城安久己(京丹後市)
【書】佐竹裕子(昭和新町)、遠山浩美(中ノ)、北山寿美子(田野)、芦田操(新庄)、櫻井佑美(舞鶴市)
◎市展新人賞◎
【絵画】大木豊(丹波市)
【彫刻】四方和行(綾部市)
【工芸】岩崎拓登(豊岡市)
【写真】竹下重一(養父市)
【書】中山ひろゑ(丹波市)
◎委嘱作家賞◎
【絵画】大槻重義(綾部市)
【彫刻】秦榮一郎(豊岡市)
【写真】林英機(綾部市)
【書】井添泰源(豊岡市)
写真= 絵画市展賞 後藤大郎さん「待春」
【審査員講評】何気ない風景の中に春を待つ空気が良く表現されています。由良川の堤防でしょうか、静かなたたずまいの中に画面上部を横切る二本の帯が空間を切り替え、画面に緊張感を与えています。イタリア・トスカーナ地方の夕日の平原を連想しました。
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