福知山市三和町辻にある耕作放棄田でフキを栽培している辻シニア生きがい事業委員会が、田を貸し出しているオーナーを招いた交流会を8日に開き、地域の人たちと親睦を深めた。
事業委員会は11年から耕作放棄田約12アールを借りて、垣谷貞夫会長ら地元の同級生7人でフキ栽培を始めた。昨春からオーナー制度を開始し、現在では福知山や京都市内などの8人がフキを育てている。
この日はオーナー3人が参加。それぞれの区画で委員会のメンバーや京都府中丹西農業改良普及センターの職員からアドバイスを受け、草引きや施肥をした。
交流会は近くの辻第2公民館で実施。出席した長澤与志郎自治会長は「田んぼが荒れると復旧するのに時間がかかりますが、休耕田を利用してフキを栽培してもらい、地域として助かっています」と、オーナーらに感謝した。
オーナー代表のあいさつのあと、農業研修生として今春から辻で暮らす塩道岳さん(31)と高瀬信幸さん(36)が作った栗ご飯、万願寺トウガラシの炒め物などが振る舞われ、和やかに懇談した。
写真=フキ園で草引きや肥料やりなどをした
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