「鉄道のまち福知山」をPRし、中心市街地活性化につなげる「ふくちの秋は鉄道ワンダーランド」が11、12両日、福知山市の御霊公園、JR福知山駅北口公園一帯で開かれる。ミニ新幹線、鉄道模型の電動車乗車会のほか、関連イベントとして広小路秋マルシェ、淑徳カフェなどが計画されている。両日とも午前10時から午後3時まで。小雨決行。
鉄道ワンダーランドは、西日本鉄道OB会福知山支部、福知山SL保存会など鉄道関連団体、行政、商店街など19団体で組織する実行委員会(足立和義委員長)が主催する。
以前は全国の愛好家が持ち寄るミニSLの乗車会に特化した内容の「ミニSLフェスタ」が、御霊公園を主会場に開かれていた。昨年からは、より多くの人が来場できるようにと開催場所を日替わりで2会場にした。
11日は御霊公園、12日は福知山駅北口公園が主会場になる。ミニ新幹線、鉄道模型の電動車乗車会は両日計画。福知山鉄道館ポッポランドが所有するミニ新幹線が、来場者を乗せて敷設された約80メートル区間のレールを走る。
鉄道模型電動車は、正明寺の元JR社員、伊藤成光さん(73)が製作したもので、北陸新幹線、特急電車こうのとり、SL、京都丹後鉄道のくろまつなどが、来場者を乗せて各会場の特設コースを一巡する。
それぞれ乗車無料で、整理券の発行はせず、並んで乗ってもらう。
このほか両日、各会場で京都丹後鉄道が「なりきり駅員」として子ども用の制帽、制服を着て記念撮影できるコーナーを設ける。普段は車内でしか販売していないTシャツ、ポストカード、クリアファイルなどのオリジナルグッズの販売もする。
福知山鉄道館ポッポランドには両日、塗り絵コーナーを設け、子どもたちが新幹線、SLなど4種類の台紙に絵を描けるようにする。後日、館内に展示する予定。
■11日は秋マルシェ■
11日のみのイベントとして、広小路通りで広小路商店街振興組合主催の「広小路秋マルシェ」がある。
既存の20店舗が、当日限りのサービスやおすすめ商品の販売をする。
これに加えて、募集した30近くのブースが、空き店舗などを使って、雑貨やアクセサリー、パン、コーヒーなどを売る。ふれあいミニ動物園も設ける。
広小路通りの福知山シネマ・プラスでは、福知山まちづくり会社主催の「淑徳カフェThanks」があり、生徒たちが手づくりしたロールケーキ、オリジナルムースなどを販売する。
■12日は推奨土産品や新鮮農産物の販売も■
12日のみのイベントでは、福知山駅北口公園で、福知山観光協会が推奨土産品の販売をする。
福知山まちづくり会社主催の「淑徳FOOD Thanks」もあり、生徒たちによるフランクフルト、やきそばなどの屋台が出る。府立農業大学校は、学生たちが育てた新鮮な農産物の即売会をする。
実行委事務局の市では、「昨年は台風接近の影響で、2日目がすべて中止になりました。駅北口公園で開くのは初めてになります。両日とも幅広い年齢層の方が楽しめる催しが盛りだくさんで、家族やグループでお越しください」と呼びかけている。
写真=昨年も人気を集めたポッポランドのミニ新幹線乗車会
写真=伊藤さんが製作した鉄道模型電動車が走る。北陸新幹線は今年が初登場となる
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