琳派400年記念祭関連事業の一つ、琳派こども作品展の出張展示が、福知山市猪崎、三段池公園内の市児童科学館で12日まで開かれている。
本阿弥光悦、俵屋宗達から尾形光琳、酒井抱一、明治大正期の神坂雪佳らへと受け継がれた美の系譜が、琳派と近年呼ばれるようになった。今年は京都の洛北、鷹峯に様々な分野の文人、職人たちが集まり独自の文化を花開かせた光悦村がひらかれて400年になるのを記念して、府内各地で多くの事業が展開されている。
このうち、こども作品展は「古典への憧れ」をテーマに、9月5日から9日まで京都市勧業館みやこめっせで京都アートスクールが開催。北部の人たちにも作品を見てもらおうと、福知山で出張展示することになった。
児童科学館には、伝統的な琳派の筆の運びや色づかいを意識しつつ、子どもたちが自由な発想で描いた絵、扇型の絵を集めた屏風、琳派の作品によく取り上げられる風神、雷神を紙粘土で立体作品にしたものなど約150点が並んでいる。
児童科学館は大人310円、4歳〜中学生150円。水曜休館。
写真=琳派の筆を意識して子どもたちが描いた作品が並ぶ
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