関東・東北豪雨で堤防が決壊し大きな被害が出た茨城県常総市を支援しようと、福知山市南岡町、南陵中学校(片山哲朗校長、534人)の生徒たちが5日から、地域にも呼びかけてアルミ缶回収を始めた。9日までの午前8時から25分間、中庭で受け付ける。
同校では年2回、生徒会が中心となって回収活動をしている。これまでは東日本大震災の被災地・福島県新地町などに収益金を贈ってきたが、今回は9月の豪雨で被害を受けた常総市と、福知山市内の福祉施設に収益金を贈ることに決めた。
先週は生徒対象に回収。今週からは地域にも協力を求め、5日には近くの市民もアルミ缶を持ってきた。
今回の目標個数は、6月分の約1万2千個を上回る2万7597個。取り組みの合言葉「つなごうきずな」の語呂を当てはめて目標数にした。先週の1週間で、すでに1万3千個余りが集まっている。
生徒会長で3年生の小畑智哉君は「大雨の被害が激しい様子をテレビや新聞で見て心が痛くなったので、生徒会と先生で決めて常総市へ支援金を贈ることにしました。1人1缶が目標ですが、みんなの1缶が大きな力になります。家が流されたり、避難している人たちに使ってほしい」と話していた。
写真=生徒らが持ってきたアルミ缶を袋に入れる生徒会役員(5日午前8時15分ごろ)
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