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両丹日日新聞2015年10月 1日のニュース

鬼の本集めたブックフェア 25日に大江山で初開催

ブックフェアで展示される本 福知山市大江町仏性寺の大江山中腹にある日本の鬼の交流博物館周辺で25日午前10時から、「大江山ブックフェア2015」が開かれる。大江山でのブックフェアは初めてで、大江山の鬼伝説、自然に関する書籍の展示や一箱古本市、ブックトークなどがある。

 大江山酒呑童子祭りのイベントの一つで、祭り実行委員会が主催する。大江山を舞台にした書籍や鬼伝説についての本はこれまで多く発行されているが、これらを集めた展示は市内では初めて。鬼博が書籍のPRを目的に企画した。

 書籍は小説や紀行、漫画、絵本、郷土資料など約70冊を鬼博館内で展示。「縮緬本酒呑童子英語版」(明治24年)▽「絵本大江山」(昭和27年)▽「酒呑童子と田中角栄」(同61年)▽「3人の酒呑童子」(平成10年)などが並ぶ。

 鬼博そばの童子荘とその周辺では、市内のモジカと福島文進堂、大江作業所が古本を販売。また、市民らが段ボール1箱分の古本を売る「一箱古本市」と本について語るブックトークは、鬼博前で催す。

 映画ポスター展や大江山の物語のレコードを蓄音機で流すコーナーも設ける。

 鬼博の塩見行雄館長は「大江山や鬼について興味を持っている著名人は多く、それについての本も多い。展示本を見て、大江山や鬼を再評価してもらえればうれしい」と来場を呼びかけている。

■出店者を募集■

 一箱古本市は、ミカン箱サイズの箱に本を並べて販売する。10年前に東京都内で始まったとされ、これまで多くの地域で開催されている。

 出店料は500円。20店を募集する。希望者は20日までに、市役所大江支所内の実行委=電話(56)1102=へ。


写真=ブックフェアで展示される本。明治時代の縮緬本も並ぶ

    

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