障害者が働くカフェレストランと、パン、アイスの製造・販売などをする施設が入る福知山市勅使の「あまづキッチン」の来店者がシルバーウイーク中に1万人に到達した。予想より早く、オープンから5カ月弱での大台入りを関係者らは喜びあい、一層気持ちを引き締めている。
社会福祉法人ふくちやま福祉会(矢野利生理事長)が運営する就労継続支援B型事業所。来店者数は、レジ会計をした人数で出した。
4月29日にオープンし、国道175号沿いの良い立地条件を生かして知名度を上げ、平日で50人、休日には100人以上を集客している。多くの人との交流が刺激になり、障害者スタッフがやりがいを見いだしている。
1万人目は22日に訪れた南丹市の小林雅和さん(41)一家で、収穫のアイスとラスクの詰め合わせがプレゼントされた。
小林さん一家は、シルバーウイークで妻の実家がある三和町大身の荒山高良さん(62)宅を訪れていた。「あまづキッチンのことは知っていましたが、やっと来ることができました。料理もおいしかったです。1万人目はびっくりしました」と小林さん。荒山さんは「一週間前に来て、次は孫たちも連れて来てやりたいと思って案内しました」と話していた。
施設管理者の仲林清貴さんは「予想以上に早い1万人到達にスタッフ一同喜んでいます。これからも頑張りたい」と意気込んでいる。
土、日、祝日の朝に店頭で実施している地元農家の農産物を並べる朝市も好評で、順調に来場者を伸ばしているという。
写真=障害者スタッフ(左)から1万人目の小林さん一家代表の妻、まどかさんに記念品が手渡された
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