福知山城を眺めながら本格的な抹茶が楽しめる「福知山千人お茶席」がシルバーウイークに福知山市蛇ケ端のゆらのガーデン芝生広場で開かれた。家族連れら335人が訪れ、いす席で至福の一服を味わった。

　昨年度の市民アイデア買い取り事業で、優秀賞に選ばれた企画を実現した。市が主催するスイーツフェスティバルの一環として20日に催した。

　茶道裏千家淡交会両丹支部の11人が茶をたて、福知山成美高校茶道部の7人がお茶出しや受付を担当。同校の華道部とボランティア部の計8人も協力した。

　訪れた人たちは、「おいしいね」「お城も見えてよい景色やなあ」などと感想を出し合いながら、抹茶と和菓子を口に運んでいた。

　茶道部の佐谷麻美部長（3年）は「せっかく足を運んでもらったので、心を込めて対応しています」と話し、丁寧に茶を出していた。


写真＝家族連れなどが訪れて抹茶を楽しんだ