福知山市大江町仏性寺、日本の鬼の交流博物館の玄関前庭に、クマツヅラ科の植物、ムラサキシキブとキク科のフジバカマが並ぶように植わっている。平安時代中期の女性作家、紫式部が書いた源氏物語には、「藤袴」の帖があり、偶然見つけた鬼博の職員は珍しい取り合わせになっていたことに驚いている。
どちらも1993年の鬼博開館以降に植えられたもので、これまではムラサキシキブの実が付くのと、フジバカマの花が開く時期がずれていたため、そばにあることが分かりにくかった。
今年は気候の影響で結実と開花が一緒になり、両方の存在が明らかになった。鬼博の塩見行雄館長は「両方とも派手さはありませんが、訪れた人たちによく見てもらっているようです」と話している。
写真=紫色の実を付けるムラサキシキブと薄い紫紅色の花が咲くフジバカマ
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