昨年の8月豪雨災害を受けて京都府が中丹西土木事務所へ今夏配備した排水ポンプ車の操作訓練が、福知山市牧の牧川向嶋橋上流左岸で11日にあった。ポンプ車を動かすのは委託業者の操作員で、洪水時に迅速な対応ができるように手順の確認をした。
配備された排水ポンプ車は全長8・5メートル、総排気量6400ccで、後部に発電機、ポンプ、排水ホースなどを積んでいる。照明設備があり、夜間も稼働できる。排水能力は1分間に30トンで、小学校の25メートルプールなら10分ほどで排水できるという。
訓練は口径20センチのホースを40メートルの長さに延長接続し、堤防をまたぐ形で設置した。ホースの先には浮きを付けたポンプを装着して、浸水地に見立てた牧川へ投入。準備を整えて排水を開始した。
関東、東北地方を襲った記録的な豪雨で堤防が決壊し、大規模な浸水被害が起きているさなかでの訓練とあって、見学に訪れた府、市関係者らは、真剣な表情で見守っていた。
写真=ホースの先端に取り付けるポンプを運ぶ操作員たち
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