陸上自衛隊福知山駐屯地で10日、成美大学短期大学部食物栄養専攻2回生の女子学生4人が調理実習をした。調理担当隊員から指導を受け、直径1メートル以上の巨大鍋で約430人分のカレーを作った。
栄養士免許取得の要件に大量調理実習があり、その厨房施設がある陸自福知山に依頼した。
使用した鍋は容量220リットル。汁物ならば1千人分、カレーなら500人分を一度に作ることができる。
今回は、鶏肉にナス、シメジ、シイタケなどを入れたカレーを作った。調理担当の小出雅也曹長から「水を足そうか」「火が強いから緩めよう」「もっと混ぜて」などの助言を受けて、てきぱきと動いた。
具材を混ぜる道具はシャベルで、男性でもかき混ぜるのは大変。今回は女子学生ということで二つの鍋に分けて作業したが、それでも約200食分の具材を混ぜるシャベルは重く、学生たちは「すごく力がいる。いつも作る料理とは量が違います」と目を丸くした。
引率した食物栄養専攻の桐村ます美教授は「これほどの調理器材がある自衛隊さんは、最高の実習環境です。大量調理のノウハウをしっかり学んでほしい」と話していた。
写真=小出曹長(右)の指導を受けて巨大鍋でカレーをつくる成美大短大生
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