福知山市内記一丁目の福知山城(市郷土資料館)で、企画展「野条の紫宸殿(ししんでん)田楽と天座の田楽−御勝(みかつ)八幡宮25年大祭より」が開かれている。10月12日に上野条の御勝八幡宮で、25年ぶりに大祭があるのを前に、貴重な民俗芸能を広く市民に周知しようと、市教育委員会が企画した。奉納される田楽や太鼓の衣装や写真パネルなどを展示している。
大祭で奉納されるのは、府登録無形民俗文化財、市指定無形民俗文化財の「野条の紫宸殿田楽」と「天座の田楽」、市指定無形民俗文化財の「愛宕神社三岳練込太鼓」。
展示されているのは、紫宸殿田楽で使われる紺染めの衣装、麻ひもで木製の板片を約90枚つづり合わせた楽器「ビンザサラ」、白扇、笛、猩々舞(しょうじょうまい)の真っ赤なかつらと衣装、三岳練り込み太鼓の様子を写した写真パネルなど。奉納芸能の映像も流している。
市教委生涯学習課は「貴重な文化財を多くの市民に知ってほしい」と話している。展示は18日まで。入館料は小中学生100円、大人320円。未就学児は無料。毎週火曜日は休館。
写真=奉納芸能の衣装などが展示されている
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