福知山市和久市町の由良川堤防沿いの草むらに、アゲハチョウ科のジャコウアゲハがたくさん生息している。オオムラサキなどを飼育している厚中問屋町の大地洋次郎さん(74)が9日に撮影に成功。羽が美しい雌の姿をとらえた。
ジャコウアゲハは東アジアに分布。国内では秋田県以南から八重山諸島まで生息している。
和久市町の堤防沿いには、ジャコウアゲハの幼虫の食草・ウマノスズクサがたくさん生えているため、生息地になっている。
大地さんは9日夕方に散歩していて発見。毎年見かけていたが今年は例年より数が多く、雄雌約30羽を確認して、カメラに収めた。羽を広げた横幅は10センチほどで、雄は黒色、雌は黄灰色。 「こんなにたくさん飛んでいるのを見るのは小学生の時以来。今年は生息地周辺で大きな水害が起きていないため、誕生しやすい条件になったのではないでしょうか」とみている。
写真=羽が黄灰色のジャコウアゲハの雌(9日に大地さん撮影)
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