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両丹日日新聞2015年9月 2日のニュース

急に休めない親を支援 病児保育がスタート

0902byoji.jpg 福知山市は、独自の子育て環境づくりを掲げて福知山市民病院5階に病児保育所を開設し、1日から運用を始めた。平日、仕事の都合などで、病気の子どもの保育ができない場合に利用できる。初日は定員6人に対して、2人が利用した。

 子どもが病気になったが、急に仕事を休むわけにはいかない−といった状況を解消する子育て支援策の一つ。市民病院が提案し、実施することになった。

 市内居住のおおむね生後6カ月から小学3年生までの子どもが対象。最長で午前7時30分から午後6時まで利用できる。

 ただし、水ぼうそうや腸炎といった感染力が強い病気などの場合は、サービスを受けることができない。利用する際には、電話での仮申し込みが必要となる。

 利用料は一日2500円で、5時間以内なら1500円。診察料と薬代は別途必要。減免制度があり、病児保育利用料のうち、生活保護世帯は全額、市民税非課税世帯は半額が還付される。

 病児保育所は、32平方メートルの病室を改良して設置。保育室のほか静養室もあり、ベッド2台と簡易ベッドが用意されている。保育士2人と看護師1人が常時いて対応する。

 初日は、風邪にかかった3歳児2人が利用。たまたま同じ保育園に通っているといい、保育士に本を読んでもらったりして、仲良く一緒に遊んだりしていた。

 市子育て支援課の林田恒宗課長は「フロアマットを増やすなど、子どもたちが快適に過ごせるよう、さらに工夫していきたいです。仕事に限らず、家庭で保育ができない事情があるときでも利用できるので活用してほしい」と話していた。

 仮申し込みは、電話(22)2101の市民病院へ。

 
写真=開設初日は2人が利用した

    

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