女性忍者が忍術の腕前を競う「第19回くの一武道大会・丹波福知山の段」が22日、福知山城公園で行われた。恒例のイベントで、今年は全国各地から48人が参加。忍びの衣装に身を包み、手裏剣術や水上走りなど、さまざまな競技に挑戦した。
福知山観光協会、尼子情報局、福知山市で組織する実行委員会が主催。市の象徴の「福知山城」を全国に情報発信するのが目的で、今年もアニメ「忍たま乱太郎」の原作者、尼子騒兵衛さんを指南役に迎えた。
大会は、一昨年が福知山花火大会屋台爆発炎上事故の影響で中止。昨年は豪雨水害で城周辺が冠水し、喜多の三岳青少年山の家周辺に会場を移した。今回は好天に恵まれ、3年ぶりに城で開催することができ、福知山からは1人が参加した。
競技は、手裏剣術、吹き矢術、城攻め、飛び石渡り、水上走りの5つ。城の下を流れる法川での飛び石渡りでは、華麗な身のこなしで好タイムを記録する女性がいる一方、川に体ごとはまってしまい、ずぶぬれになる人もいた。
それでも、参加者たちは終始笑顔で大会を楽しみ、総合順位では東京都の塚本薫さんが優勝。静岡県の安間光希さんと三重県の葛山友里さんが準優勝に輝いた。
自作の忍者衣装で参加した田中美織さん(大阪府)は「この日のために手裏剣の練習を積んできたけれど、記録が伸びなかったので残念です。今後も参加してリベンジしたい」と話していた。
写真=笑顔で競技を楽しんだ
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