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両丹日日新聞2015年8月23日のニュース

女子野球:福知山成美高の2人がプロ内定

福知山成美大串投手(右)と村松捕手 福知山成美高校3年生の女子硬式野球部員2人が、日本女子プロ野球リーグの入団テストを受けて合格し、プロ入りが内定した。大串桃香投手(17)と村松珠希捕手(18)。プロでは同じチームでバッテリーを組む夢を抱いている。

 大串選手は佐賀県白石町出身で、小学校2年の時に野球を始め、中学生の時は硬式野球チーム「ザスパ武雄」に所属し、投手、遊撃手として活躍した。

 成美入学後は女子硬式野球部に入って投手の実力を付け、1年の時には14年ワールドカップの日本代表候補選手にも選ばれた。昨夏の全国ユース選手権大会では主戦として、成美優勝の原動力となった。身長159センチの右投げ右打ちで、スリークオーターからのストレートやカーブを得意とする。

 村松選手は大阪府羽曳野市出身で、大串選手と同じく小学校2年の時に野球を始めた。中学生の時には硬式野球チーム「藤井寺ボーイズ」に入り、遊撃・三塁手として実力を発揮した。

 捕手となったのは成美入学後。試合では捕球ミスが少なく、二塁への素早い送球で盗塁を阻止してきた。身長160センチの右投げ右打ち。成美では2年生の新チームから主将となり、投手への気くばりや他のチームメートへの心くばりも欠かさず、部を支えてきた。

 6月にわかさスタジアム京都(京都市右京区)で行われた入団テストには40人が挑戦。遠投や50メートル走などがあり、大串、村松両選手のほか、7月に兵庫県丹波市で開かれた第19回全国高校女子硬式野球選手権大会で優勝した埼玉栄3年の海老悠選手(投手)が合格した。

 中学生のころからプロ入りが夢だった大串選手は「本当にうれしい。関西のプロチームが希望で、新人王をとりたい。将来は日本一のピッチャーを目指します」と大きな夢を持つ。

 村松選手も中学生のころからプロ入りをめざしてきた。「地元のチームで、関西を盛り上げたい。試合では元気よくプレーすることを信条に、チームを引っ張っていきたい」と話している。

■一緒のチームでバッテリー組めたら■

 大串、村松両選手はこれまで何度もバッテリーを組み、互いを高め合ってきた。2人とも「できるなら一緒のチームでバッテリーを組んで、成美カラーを出せればうれしい」と夢を持っている。

 日本女子プロ野球リーグは4球団があり、今回合格した大串、村松両選手らは今後、秋にメディカルチェックを受け、問題が無ければ最終合格となり、配属球団が決まる。成美からはこれまで2人がプロ入りしている。


写真=プロ入り後の活躍を誓う大串投手(右)と村松捕手

    

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