福知山市水内、福知山成美高校女子ビーチバレーボール部の2年生ペア、出口花(六人部中出身)・西美穂(五色中出身・兵庫県洲本市)組が、愛媛県伊予市で開かれた「マドンナカップin伊予市ビーチバレージャパン女子ジュニア選手権大会」で優勝した。成美としての優勝は3年連続となる。
成美からはほかに、坪内紫苑(3年、三和中出身)・藪見真歩(同、桃映中出身)組と、小松莉子(2年、江陽中出身・与謝野町)・谷田汐音(1年、六人部中出身)組の2ペアがそれぞれ3位に入賞した。
大会には全国の高校から47ペアが出場し、最初に予選グループ戦をしたあと、36ペアが決勝トーナメント戦に臨んだ。
坪内・藪見組は昨年のマドンナカップで優勝し、出口・西組は2位だったため、今年はシードで決勝トーナメント戦から出場。小松・谷田組は予選を勝ち抜き、トーナメント戦へ進んだ。
3ペアとも順調に勝ち進み、準決勝で出口・西組と坪内・藪見組が当たり、2−0で出口・西組が勝った。小松・谷田組は準決勝で、2位となった兵庫県のペアと対戦。1−2で惜敗した。
出口・西組は決勝で兵庫県のペアに2−0で勝ち、初の優勝を果たした。昨年大会の決勝では坪内・藪見組とあたり、2位になっただけに喜びもひとしお。「決勝の1セット目は、同じパターンで攻撃を決められましたが、2セット目は守りを固める戦略に切り替えたことが勝ちにつながりました」と話す。
3位の坪内・藪見組は、以前からの藪見選手の腰痛が悪化。準決勝を振り返り「1、2セット目ともディフェンスがうまくできなかった」と悔しさをにじませる。
同じ3位の小松・谷田組は「ペアとしての練習があまりできていませんでしたが、予想していなかった3位に入れてうれしい」と喜んでいた。
出口、西、藪見、坪内、谷田の5選手は「優秀有望選手」(8人)に選ばれた。成美の3年連続優勝は、東京の共栄学園と並ぶタイ記録で、通算での優勝4回は全国初となる。
松田英人監督は優勝した出口・西組について「出口選手がブロック、西選手がレシーブで、持ち味を十分に生かし、我慢強い試合ができた。猛暑の中で他のペアもよく頑張った」と評価している。
■2組は20日からの全日本選手権出場■
今回優勝した出口・西組は20日から大阪府岬町で開かれる第26回全日本女子選手権への出場権を得た。選手権には京都府予選で優勝した坪内・藪見組も出る。
写真=マドンナカップで優勝、3位になった成美の3ペア(左から谷田、小松、西、出口、坪内、藪見各選手)
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