福知山で働きたい来春卒業の学生やＵ、Ｉ、Ｊターン希望者らを対象にした就職面接会「ふくちやま就職フェスタ2015」が11日、福知山市土師のホテルロイヤルヒル福知山＆スパで開かれた。過去最多の91事業所がブースを構え、前年比1・6倍の152人（一般92人、学生60人）が訪れた。

■団塊世代の集団退職背景に■

　京都府、市、福知山公共職業安定所、市内の経済団体などでつくる福知山雇用連絡会議（会長・伊東尚規副市長）が主催した。

　参加企業は例年50社ほどだが、今年は大幅に増えた。福知山職安によると、団塊の世代の集団退職に伴う補充や若手育成などで、採用意欲の高まりが全体的に感じられるという。

　福祉、建設、サービス、飲食などの業種は求人が豊富で、「学生求人」「一般求人」「学生・一般求人」のプレートを各社が掲げた。

　会場は例年の宴会場2室だけでは足りず、さらに宴会場を1室使うなどして拡充。求職者が希望ブースに足を運び、参加企業も人事担当者らがパンフレットや映像紹介などで自社の魅力をＰＲしていた。

　事前セミナーにも学生を中心に例年以上の約90人が参加して、福知山で就職を目指す意欲の高まりがうかがえた。

　福知山職安の湯浅正規所長は「地元就職を希望する若者と、若い力を求めている企業とのマッチングで地域経済活性化につながれば」と話していた。


写真＝スクリーンを持ち込んでＰＲする企業もあった