和歌山県で開かれた全国高校総合体育大会（インターハイ）の陸上競技女子やり投げで、福知山市東羽合、京都共栄学園高校陸上部3年生の山下実花子選手が2位に入った。記録は55メートル40。1位の選手の記録とは1メートル29センチ差で、惜しくも優勝を逃した。

■今度こそ優勝を　秋の国体に照準■

　女子やり投げには66人が出場。半分に分かれて予選をした。山下選手は47メートル80を投げて予選をクリアし、決勝に進んだ。決勝は14人が進出。山下選手は4投目に54メートル24、5投目に55メートル40を出した。最後の6投目は力んでファールとなった。

　2年連続のインターハイ出場で、昨年は4位に入賞。7月の京都選手権では日本高校女子新記録となる58メートル59を投げ、今年のインターハイでは優勝の期待がかかっていた。

　「優勝を狙っていたので、本当に悔しい」と山下選手。「もっと記録が出ていたかもしれませんが、55メートル40を出した時は、しっかり考えて投げ切れました。特に決勝での4、5投目で記録が伸びたのは収穫です」と振り返る。

　秋の和歌山国体への出場が内定していて、次は国体に照準を定める。「昨年の国体では予選落ちしているので、今回のインターハイの分も含めてリベンジしたい」と意気込んでいる。


写真＝インターハイで惜しくも2位になった共栄の山下選手