福知山署(家入紀幸署長)は6日、近くのあゆみ保育園(高橋充子園長)の園児を招き、交通事故抑止のシンボルとして育てているヒマワリのお絵描き会を開いた。交通事故死した木津川市の4歳の男児が大切にしていた花の種を府内全警察署で咲かせ、命の尊さを訴える「ひまわりの絆プロジェクト」の一環で、園児たちは絵に交通安全への願いを込めた。
亡くなった東陽大君の誕生日に合わせて5月18日に種を植え、署員たちが水やりなどの世話をしてきた。7月中旬から咲き始め、8月に入るとほぼすべてが咲きそろった。台風が接近した時には、署のガレージへ避難させて大切に育ててきた。大きいもので2・3メートルあり、どれも大輪の花をつけている。
お絵描き会に訪れたのは、年長組5歳児の18人。園児たちは亡くなった陽大君とヒマワリの話を聞いた後、じっくりと観察し、日よけのテントの下で絵を描いた。このあと、交通教室があり、パトカーや白バイの見学もした。
福井翔大君(6)は「事故って怖いと思いました。頑張って描きたい」と、汗をかきながら一生懸命手を動かしていた。
家入署長は「陽大ちゃんの思いを引き継ぎ、伝え、全国的に交通事故防止の機運が高まればと思います」と話していた。
園児の絵は、続きを保育園で仕上げた後、同署に展示する予定
写真=ヒマワリをじっくり観察してから絵にした
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