福知山市水内、福知山成美高校の女子ビーチバレーボール部の3ペアと男子バレーボール部の2ペアが、ビーチバレーの全国大会に出場する。このうち女子の藪見真歩選手（3年、桃映中出身）と坪内紫苑選手（3年、三和中出身）のペアは、オリンピック代表やプロなど国内最高峰選手が集う「第26回全日本女子選手権大会」に2年連続の出場。マドンナカップと和歌山国体の出場権も手にした。

　藪見・坪内組は全日本選手権府予選の決勝で、同じ成美の出口花選手（2年、六人部中出身）と西美穂選手（2年、五色中出身・兵庫県洲本市）に2−1で勝ち、20日から大阪府岬町で開かれる大会への出場を決めた。

　また、7日から愛媛県伊予市で始まる高校女子の全国大会「2015マドンナカップ」に、成美からは藪見・坪内組と出口・西組のほか、小松莉子選手（2年、江陽中出身・京丹後市）・谷田汐音選手（1年、六人部中出身）組の3ペアが出る。藪見・坪内組は昨年のマドンナカップで1位、出口・西組は2位になったため、推薦で今大会に出場。小松・谷田組は府予選で2位となり、出場権を得た。

　このほか藪見・坪内組は第70回国民体育大会近畿ブロック大会で3位になり、29日から和歌山市で開催の本大会への出場を決めた。

■男子はジュニア選手権に2組■

　男子は高校生の全国大会「第14回全日本ジュニア男子選手権」に、藤本龍慈選手（3年、梁瀬中出身・兵庫県朝来市）・高槻裕希選手（3年、春日中出身・同丹波市）組と井上祐輔選手（3年、西紀中出身・同篠山市）・猪岡恭平選手（3年、市島中・同丹波市）組が出る。府予選で藤本・高槻組が1位、井上・猪岡組が2位になり、出場が決まった。



　全日本女子選手権など3つの全国大会に出場する藪見・坪内組は「昨年の全日本選手権では本戦の1回戦で負けてしまったので、落ち着いたプレーで、ベスト4を目指したい。国体は優勝を狙います」と意気込んでいる。

■近畿ジュニアでも女子が1、3位に■

　岬町で7月に開かれた第2回近畿ジュニア大会でも、成美女子の出口・西組が1位、藪見・坪内組が3位に入った。

写真＝全日本女子選手権など3つの全国大会に出場する成美の女子ビーチバレーボール部の選手たち
写真＝全日本ジュニア男子選手権に出場する男子バレーボール部の選手たち