福知山市は3日、公立大学設置準備委員会を、駅前町の市民交流プラザふくちやまで開いた。成美大学の校舎などを活用した福知山公立大学(仮称)について、入学金や授業料、奨学金の具体案などを示した。
具体案は、国立大学基準や他の公立大を参考に設定。入学金は28万2千円で、市民は3万円割り引く。
また授業料は、実践教育実習費4万円を含めて57万5800円とした。
現行の成美大学は、多様な減免制度を実施しているものの、基本は入学金が市内外ともに30万円、授業料は99万円となっており、公立大になれば授業料が大幅に安くなる。
委員からは、「市外からの入学金を倍にしている大学もあり、市民と市外の人で、もっと差をつけてもよいのでは」などの意見が出ていた。
奨学金制度の案では、保護者の所得が生活保護受給基準の1・5倍以内を対象とし、市内出身者は月2万円と入学金全額を給付。市外はそれぞれ半額とした。
また9月市議会に提案する公立大学法人の定款案も提示。地域協働型教育研究を、積極的に展開することなどを目的に挙げた。このほか、人事方針案の説明もあった。
次回は11月に開き、中期計画や目標を示して検討。来年3月に全体総括をする。
写真=事務局から授業料の具体案などの説明を受けた
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