福知山市役所の隣にある旧市民会館が、健康・福祉・人権の拠点施設「ハピネスふくちやま」としてリニューアルし、1日にオープン記念式典が開かれた。約150人の市民らが来場し、くす玉を割るなどして、祝い合った。
■総事業費7億円■
旧市民会館は、市立図書館や中央公民館が、駅前町の市民交流プラザふくちやまに移転したことを受けて機能を一新し、名称も変更した。
1、2階の市中央保健福祉センター、3階の市人権推進室はすでに移転し、3階に新設された男女共同参画センターとともに、7月21日から業務を開始している。
リニューアルオープンの1日からは、2階に障害者生活支援センター「青空」が入り、全体が稼働。式典の会場となった4階の市民ホールも、座席の間隔を5センチ広げるなど一部改良し、369席の中規模ホールとして、活用していく。
建物は鉄筋コンクリート一部鉄骨造り5階建て延べ3644平方メートル。リニューアルに伴う総事業費は7億1814万円で、一部は国交省の暮らしにぎわい再生事業の補助1億7280円を充てた。主要工事は本体・機械に約5億円、電気に約1億2千万円、舞台改修に約6400万円となっている。
■講演など記念行事も■
記念式典では松山正治市長があいさつに立ち、「昭和47年(1972)に建設し、みなさんに親しまれてきた市民会館が、新たに生まれ変わることになりました。ハピネスを舞台に、健康、福祉、人権の面でも、さらに魅力的なまちにしていきたい」と語った。
このあと、公募で名称が採用された福知山高校3年の西村裕美子さん=かしの木台=に、松山市長が感謝状を贈呈。来賓あいさつ、祝電披露に続き、西村さんや来賓らがくす玉を割ると、会場は大きな拍手に包まれた。
式典後は、市出身のクラリネット奏者、吉田佐和子さんが記念講演。「今、輝いている人−男女(とも)に輝くまちをめざして」と題して話し、演奏もした。
さらに記念行事として、市内のアコースティックデュオ「チキンズキッチン」と丹陽保育園の園児たちが、健康体操の「ふくちライフ体操」を披露し、締めくくった。
写真=リニューアルオープンを記念し、くす玉割りをした
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