福知山市東羽合、京都共栄学園高校の教諭で、柔道部監督を務める柿原功二さん(38)が、下村博文・文部科学大臣からの表彰状を受けた。昨年、世界ジュニア柔道選手権大会で優勝した梅北亘さん(現・山梨学院大学1年)の指導に力を尽くした功績が認められた。
■日本オリンピック委員会からも奨励賞■
梅北さんは全日本ジュニア選手権を経て、昨年10月の世界ジュニア選手権男子55キロ級に出場。隙を見せない落ち着いた戦いぶりで、世界一に輝いた。
柿原監督は、梅北さんが全国大会に出場していた中学3年生のとき、その実力を見抜いて共栄高柔道部へ勧誘。入部後は得意の背負い技を磨く指導に努め、体力をつけていくことも促した。
今回、公益社団法人日本オリンピック委員会(JOC)からも、オリンピックへの出場が有望な選手を育成したとして、奨励賞を受けた。また、梅北さん自身も文部科学大臣から表彰された。
柿原監督は「本当に光栄なことです。表彰されて、あらためて梅北選手が世界一になったんだという実感が湧きました。各選手に合った指導法をしていますが、すごい結果が出ると、指導者冥利に尽きます」と喜ぶ。
「今後は共栄の生徒だけでなく、他校の生徒や柔道以外のスポーツで頑張っている人たちの手助けもしていきたい」と話している。
写真=表彰状などを受け、指導に対する新たな思いを抱く柿原監督
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