「でんきを消してスローな夜を」と、福知山青年会議所(衣川泰広理事長)は、福知山市ゆらのガーデン周辺で25日夜に第10回三日点火を開いた。2年続きの浸水被害を乗り越えて再び歩み始めたゆらのガーデン内では「キャンドルナイトメッセージ」の企画があり、家族への感謝や健康への願いを込めた華やかなガラス器に入ったキャンドルに火が灯された。
イベントは、明智光秀の三日天下にちなんだ催し。人と人とのつながりや家族の絆を感じてもらい、地域活性化につなげるのがねらい。
夕方になると、会場一帯に並ぶ約3千個のキャンドルと「大好き福知山」をテーマに地元企業や学校関係の5団体が工夫を凝らしてデザインしたキャンドルアートコンテストのキャンドル計1千個に火が灯され、日が沈むと一帯の散策路沿いに幻想的な光景が広がった。
キャンドルナイトメッセージは、ゆらのガーデン出入り口のコンシェルジュゲートの受付に、色とりどりのガラス器入りのキャンドルを用意。来場者が「夢は大きく」「熱中症に負けないように」「家族へ、いつも支えてくれてありがとう」「和太鼓ができることに感謝」「健康で幸せに」などと思いおもいに願い事を書き込み、天に届くことをイメージしたらせん状の台に並べて点火した。
ガーデン内の芝生広場に設けられた特設ステージでは、和太鼓演奏、バンド演奏などがあり、6団体による肉料理エリアもにぎわっていた。
■法川でボーイスカウトが1千個の灯ろう流し■
隣接する福知山城公園内の法川では同日夜、ボーイスカウト福知山第1団による灯ろう流しがあった。川面にゆらめく約1千個の灯ろうの光を、訪れた人たちが岸辺や昇龍橋から見守った。
灯ろう流しの取り組みは今年で30回目。福知山花火大会と同時に由良川で実施していたが、花火大会の屋台爆発炎上事故の影響を受け、昨年から法川に会場を移して続けている。
灯ろうは団員、保護者、指導者ら約20人が7色の色画用紙などで手作りしたもので、午後7時30分から川の中に入り、流した。
写真=らせん状の台に並んだキャンドルアート
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