福知山市和久市町の福知山球場で進められている改修工事がほぼ終わった。内野観覧席が1、3塁側に増設され、従来の倍の約2400人が収容できるようになり、車いすで観戦できる障害者用スペースも設けられた。26日に始まる第45回全福知山学童野球大会から使う。
同球場の観覧席は今まで本部席の上を中心にあり、収容人数は約1200人だった。高校野球の予選など大きな大会になると、多くのファンが詰めかけ、座って観戦できないケースもあり、市体育協会などから増設の要望が出されていた。
このため4月上旬に増設工事に着手。7、8段からなる観覧席を1、3塁側にそれぞれ約45メートル延長した。観覧席には1、3塁側で合わせて9台の車いすが入れるスペースを設置。1塁側の観覧席裏(球場外)には障害者用駐車場を1台分確保し、最短コースで入場できる手すりを付けたスロープも設けた。
増設した1塁側の観覧席の下には一般トイレ、障害者らが使える多目的トイレ、倉庫を新設。3塁側にあった一般トイレ、倉庫も観覧席下に組み込んだ。フェンスの取り付けなど細部の工事が残っており、工事が終わるのは8月末の予定。総事業費は約6千万円。
写真=増設された観覧席
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