福知山市雲原で20日、第9回ドラム缶転がしタイムレースが開かれた。全国でも例がないイベントとして話題で、一般参加は過去最多の34組になった。会場には約1千人(主催者発表)が訪れてにぎわった。
地域活性化を目指す雲原砂防イベント実行委員会(曽根洋一委員長)が主催。開催日は毎年「海の日」で、今年は「海の京都博」の参画イベントになっている。6月には、初めてドラム缶転がしのコツを伝授する教室も開いて機運を高めてきた。
休校中の公誠小学校下の雲原川に特設コースをつくった。高校生以上の一般の部の男性部門(男女混合含む)に28組、女性部門に6組が出場した。一般の部のチーム数は過去最多だった31組を更新し、遠方は福井県や神戸市からのエントリーもあった。
4人でチームを組み、約150メートルのコースを、2人1組で中間まで転がし、バトンタッチをしてゴールを目指す。
台風11号による雨の影響で水かさが増したコースに、「重い!」「全然前に進まない」と出場者たちは悪戦苦闘していたが、水しぶきと笑顔を弾けさせて各組がドラム缶を懸命に転がした。アニメやゲームのキャラクターに扮したチームも会場を沸かせた。
コース沿いの観客から声援が飛び、レースの様子のフォトコンテストに出品するためにカメラマンも多く駆けつけた。
ちびっ子、親子の両部も多数が出場。恒例のニジマスのつかみ取りも人気を集めた。
写真=台風の影響で水かさが増えたコースで懸命にドラム缶を転がす出場者
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