WEB両丹

きょうあったいい話、夕飯までに届けます。京都府福知山市の情報を満載した新聞社サイト

タブメニュー

両丹日日新聞2015年7月17日のニュース

やり投げで日本高校新 共栄・山下選手

山下選手 福知山市東羽合、京都共栄学園高校陸上部3年生の山下実花子選手(18)が、京都市内でこのほど開かれた第70回京都陸上競技選手権大会・女子やり投げで、日本高校女子新記録となる58メートル59を投げて優勝した。従来の記録を5年ぶりに1メートル28更新し、自己記録の52メートル27を6メートル32上回る大投てきだった。

 選手権の女子やり投げには約30人が出場。山下選手は3投目で50メートル44を出し、最終の6投目で58メートル59を投げた。

 「練習の時から調子がよく、3投した段階で、タイミングさえよければ、飛距離は伸びると思いました」と山下選手。「やりを離した瞬間の勢いがそれまでと全然違いました。両丹総体で52メートル27を出した時の感触と同じでした」と振り返る。選手権では女子の優秀選手賞に選ばれた。

 綾部市の豊里中時代は野球部に所属。走り幅跳びで全国大会にも出場した。高校に入ってからは、幅跳びとやり投げの両方に打ち込んだが、やりのほうがメキメキ上達し、1年の秋にはやり一本に絞った。

■普段は助走を中心に練習■

 普段、学校では助走を中心に練習に励み、月に1回程度、施設の整った京丹波町の府立丹波自然運動公園陸上競技場で本格的な投てきをする。

 今回出した58メートル59は、国内の一般女子やり投げの中でも歴代8位の記録で、京都新記録も樹立した。

 すでに29日から和歌山県であるインターハイ(女子やり投げは30日)への出場が決まっている。山下選手は「58メートルを常に出せる力はまだありませんが、安定して55メートルを投げられるようにしたいです。インターハイでは、記録を意識せずに頑張ります」と決意を表す。

 同校陸上部の平田真也監督は「選手権での6投目は、助走にスピードがあり、理想的なフォームで投げることができていました。インターハイでは、ぜひ優勝を狙ってほしい」と期待を寄せる。


写真=日本高校新記録を出し、優勝するとともに優秀選手賞を受けた山下選手

    

[PR]



株式会社両丹日日新聞社 〒620-0055 京都府福知山市篠尾新町1-99 TEL0773-22-2688 FAX0773-22-3232

著作権

このホームページに使用している記事、写真、図版はすべて株式会社両丹日日新聞社、もしくは情報提供者が著作権を有しています。
全部または一部を原文もしくは加工して利用される場合は、商用、非商用の別、また媒体を問わず、必ず事前に両丹日日新聞社へご連絡下さい。

購読申込 会社案内 携帯版 お問い合わせ