大型で強い台風11号が日本の南海上を北上している。台風接近に伴って、福知山市内の公立幼稚園と小、中学校では、予定より一日早めて16日に終業式をするところがあった。16日にしたのは幼稚園全3園、小学校16校、中学校7校。17日に予定しているのは小学校6校、中学校2校で、気象警報で臨時休校とした場合は終業式をしないことにしている。

　水内の大正小学校（徳丸由紀夫校長、379人）は16日午前9時から体育館で実施。徳丸校長は全校児童に対し、昨年の8月豪雨では大正学区も甚大な被害を受けたことを振り返り、「台風に十分気を付け、家族と連絡を取り、早めの行動を取ってほしい」と注意を呼びかけた。

　また、交通事故に気を付け、日ごろできないことにチャレンジしてほしい−などと、夏休み中の過ごし方を示し、2学期には元気な笑顔が見られるよう願った。

■高校は2校が前倒し■

　高校では、府立工業と大江の2校が17日に予定していた終業式を前倒しし、16日に行った。

　福知山（附属中学含む）、福知山成美、京都共栄学園（共栄中も含む）は17日に実施予定。福知山淑徳は体育館改修の関係ですでに式は終えており、17日に終業する予定。


写真＝台風への警戒や夏休みの過ごし方などについて話す大正小の徳丸校長（16日午前9時5分ごろ）