第97回全国高校野球選手権京都大会5日目の15日、あやべ球場の第2試合で、福知山成美と府立工業がともに初戦となる2回戦で対戦。地元勢同士の戦いは府立工が成美を3−2で破り、3回戦に駒を進めた。一昨年の夏の甲子園に出場した成美は、今大会も優勝候補の一角として名が挙がっていたが、05年以来10年ぶりの初戦敗退となった。
成美
100000001=2
00100110x=3
府立工
○…同点で迎えた6回裏、府立工は2死一、二塁から敵失で勝ち越し点を奪い、7回には2死一塁から1番金子の適時三塁打で貴重な追加点を挙げた。2点を追う成美は9回に2死三塁から4番西元の左前適時打で1点差とする粘りを見せたが、及ばなかった。
成美は初回に押し出し四球で1点を先制したが、なお続いた無死満塁を生かせなかったのが痛かった。
府立工は1点を追う3回、2死一、三塁から2番木村が左前適時打で同点とした。2回以降はエース片山が見事な投球で成美打線を抑え、8、9回のピンチも1失点でしのぎきった。
試合終了後、府立工の応援席は「よくやった」と歓喜にあふれ、選手たちの活躍をたたえた。
一方、成美の応援席の人たちの多くは「なんで…」と立ちつくし、初戦敗退が信じられないといった表情だった。
3回戦には府立工と京都共栄学園が勝ち進んでいる。府立工は京都廣学館、京都共栄は亀岡と、ともに17日に太陽が丘球場で戦う予定だったが、16日の試合はいずれも中止になっており、台風接近の影響で日程は流動的となっている。
写真上=最終9回表無死一、二塁の同点走者を背負いマウンドで円陣を組んで気合を入れる府立工ナイン
写真下=9回表、成美は2死三塁から4番西元が適時打で1点を返した
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