福知山市大江町河守、美河小学校（森川智美校長、124人）で14日、京都府警航空隊と福知山署合同の交通安全教室があった。美河のほか、美鈴小の児童とげん鬼保育園の園児も加わり約200人で交通事故防止を呼びかける人文字をつくったり、ヘリコプターの見学をしたりした。

　ヘリコプターは久御山町にある航空隊の基地から飛来した「みやこ」。グラウンドでは児童や園児、地域の人たちが「じこ0（ゼロ）」の人文字をつくり、ヘリから航空写真を撮った。

　このあとすぐに、隊員4人が乗ったヘリがグラウンドに着陸。潮田雅昭・航空隊長が児童らを前に「日ごろ航空隊のヘリは逃げる犯人を追いかけたり、山、川で遭難した人たちを救助したりします。久御山町からここまで25分で来ました」と説明した。

　このあと、園児や児童たちがヘリを見学し、操縦席に座って操縦かんを握り、パイロット気分に。美鈴小2年の小野玄太君（8）は初めてヘリコプターの中に入り、「格好良くて、意外と広かった。次は飛んでいるヘリコプターに乗ってみたい」と話していた。

　見学後は、体育館で福知山署員による交通安全教室が開かれ、別の日に航空隊のヘリから撮影された美河・美鈴小の通学路の写真を見せて、四つ角や狭い道などの危険箇所では注意するように呼びかけた。

　このほか防犯教室もあり、知らない人についていかないよう注意を促した。

写真＝ヘリの操縦席に座りパイロット気分の児童たち