福知山市猪崎、三段池公園内にある市都市緑化植物園で11日から、さまざまな方法で虫を捕らえて栄養にする「食虫植物」の展示が始まった。ウツボカズラやハエトリソウなど、捕虫の様式別に並べられており、その仕組みも詳しく紹介。来園者の興味を引いている。8月31日まで。
食虫植物は、栄養分の乏しい湿地帯や岩場などに自生するものが多い。厳しい条件のもとで生き抜くため、虫や小動物を捕らえ、必要な栄養分を補う方法を身につけたという。
今回は、わな式のハエトリソウ▽粘着式のムシトリスミレ▽落とし穴式のウツボカズラ▽吸いこみ式のタヌキモといった8属57種、166鉢が並ぶ。
このうちタヌキモは、根に捕虫袋がついており、感覚毛に虫が触れると袋の入り口が開き、水と一緒に吸い込んで捕まえる。こうした捕虫の仕組みを、それぞれパネルや写真で詳しく説明している。
開園時間は午前9時から午後5時まで。入園有料。水曜日は休園する。
写真=小動物も捕まえることができるウツボカズラ(11日午前9時30分ごろ)
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