夏季中学総体を前に、生徒たちの士気を高めようと福知山市大江町波美、大江中学校（兵井智明校長、103人）が市内のスポーツ関係者を迎え、話を聴いている。今年はワタキューセイモアのソフトテニス部総監督、古賀俊彦さん（68）＝西佳屋野町＝が7日に講演し、生徒たちに夏季総体に向けての心構えを話した。

　古賀さんは1995年、経営していた貸しおむつを扱う会社、サンライフにソフトテニス部をつくり、チームを98年に日本リーグへ昇格させ、2000年には日本リーグ初優勝を遂げた。その後も国内外の大きな大会で通用する優秀な選手を多く育成している。

　講演で古賀さんは「努力を怠ってはだめ」と話し、練習は「だらだらと続けるのではなく、得意技を磨くことが大事」と助言した。

　また、自分たちがやってきたことに自信を持って、目標を高く掲げて「全中のチャンピオン、世界のチャンピオンを目指してほしい」と呼びかけた。

　このほか、学校生活を充実したものにするため「将来の進路を早めに決めておくことが大切」と話した。

　講演会は生徒会が企画、運営。講師への依頼の連絡や講師の接待、講演の進行などもした。


写真＝生徒たちに大会に臨む際のアドバイスをする古賀さん