由良川本流や支流の河川整備が進む福知山市佐賀地区と、隣接する綾部市豊里地区の住民がこのほど、「豊里・佐賀地区内水問題対策協議会」(梅原邦近委員長)を立ち上げた。築堤などによって内水処理問題が深刻になることから、行政に対し住民一体となって内水処理ポンプの設置などを求めていく。
両地区は台風や豪雨などでたびたび水害に悩まされているところがあり、一昨年の台風や昨年の豪雨で家屋浸水したほか、農地が冠水し甚大な農業被害を出した。
堤防の完成によって両市の私市地域などでは、内水被害をより懸念している。そのため、綾部市側の呼びかけで両市にわたって組織化し、取り組むことにした。
協議会は両市の住民で構成する栗村井堰土地改良区役員、両市の自治会長らで組織する。
綾部市内でこのほど発足集会があり、協議会メンバーや両市の府・市議会議員ら約30人が出席。来賓の佐賀地区連合自治会・松本卓治会長は「豊里地区と一緒に取り組むことで、対策が進むことを期待している」と話していた。
今後は署名活動をして、国、府、両市に要望事項とともに提出することにしている。
写真=あいさつする松本・佐賀地区連合自治会長
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