京都府北部7市町の観光を盛り上げていく「海の京都博」が、18日から始まる。11月15日までの期間中、福知山市を含めた各市町ごとに特色を生かしたイベントを展開していく。
初日は京都縦貫自動車道の全線開通日でもあり、京阪神方面をはじめ全国から北部への誘客をと、特に海沿い各市町は張り切っている。
舞鶴市は、まちの魅力を発掘する「まいづる まち博」をテーマに事業展開。20日までの3連休は、北吸の赤れんがパークで「オープニングフェスタ」を開く。観光客たちに、まず拠点の赤れんがパークまで来てもらい、地元の見どころ、訪ねどころを案内して、まち歩きを楽しんでもらおうという戦略。
赤れんがパーク内にテントを並べて舞鶴グルメを提供。更に特選土産品を抽選でプレゼントするスタンプラリーなどを紹介する。
■赤れんがパークでイルミネーション■
夜には赤れんが倉庫群をライトアップするほか、倉庫の壁面を使ったプロジェクションマッピングをする(26日まで)。壁の凹凸を計算して映像を投影し、「動くはずのない建物が動いている」かのような世界を作り出す。時間は午後7時45分から30分ごとの3回(「ちゃったまつり」開催の26日のみ8時30分から)。
東地区商店街では、8月23日までの土日祝日に、まち歩きを誘う「空き店舗ぱびりおん」がお目見えする。各日午前10時から午後4時までで、空き店舗を「イチオシ産品」の店にしたり、「空き店舗パーラー」にしたり。貝殻、流木を使った雑貨の手作り体験ができる店舗や海軍ゆかりの品を展示する店舗も設ける。
■海軍ゆかりの地めぐるツアーも■
海ならではの取り組みもある。10月までの毎月第2、4日曜日にコンセプトツアー「まいづる海物語」を企画している。赤れんがパークの倉庫群を歩き、博物館で近代化の息吹を感じた後、遊覧船で舞鶴湾を周遊。桟橋が造られ、一時期海外からの引揚者たちを待った五条海岸・しおじ通りを散策する。地元食材を使った海軍ゆかりの昼食をとってから午後は東郷邸などを見学。赤れんがパークに戻って解散する。大人7500円、小学生6500円。事前申し込み制で各日定員10人。
9月27日までの土日祝日に、海軍ゆかりのまち歩きをするツアーもある。当日申し込みでき、所要時間は75分。ガイド付きで500円。
各ツアーの問い合わせは、まいづる広域観光公社、電話0773(77)5400。
写真=拠点となる舞鶴赤れんがパーク。海から眺めるツアーもある
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