福知山市は、成美大学の校舎などを活用する新たな公立大学の名称を、「福知山公立大学（仮称）」として、学生の募集活動にあたる。29日に開かれた市議会の「4年制大学のあり方検討特別委員会」で、市が学生募集のＰＲチラシ案を示し、明らかになった。

　市は、7月1日から市内外の高校を訪問するなど、学生の募集活動を本格的に開始する計画で、その説明資料として使用するチラシ案を作成した。このなかに、福知山公立大学（仮称）の名称が明記された。

　長坂勉市長公室長は「まだ正式決定ではないが、誰が聞いても分かりやすく、福知山のＰＲもできると考え、この名称を使用することにした」という。

　また、8月3日に開く公立大学設置準備委員会で、市は大学の定款案を示すといい、この中にも福知山公立大学の名称を盛り込む予定。そのうえで委員から、名称についての意見も聞く。8月中旬には、正式決定する方針にしている。

■説明会の開催も明言　7月11日から計5回■

　このほか特別委員会で、市は7月11日の市民交流プラザふくちやまを皮切りに、市民説明会を7月中に計5回開くことを明言。経緯や大学の意義、基本構想、財政面、学生確保の対策などを説明する。

　ほかの日程と開催場所は次の通り。時間はいずれも午後7時から9時まで。ただし、19日のみ午後4時から6時まで。

　14日＝三和荘（三和町寺尾）▽16日＝夜久野支所（夜久野町額田）▽17日＝大江支所（大江町河守中央）▽19日＝成美大学（西小谷ケ丘）