福知山市東羽合、京都共栄学園高校陸上部の3年生、山下実花子選手(18)=綾部市・豊里中出身=が、7月に和歌山県で開かれる平成27年度全国高校総合体育大会(インターハイ)に女子やり投げで出場する。近畿地区予選会で優勝し、2年連続、2回目のインターハイ出場を勝ち取った。
■近畿予選で優勝■
近畿の女子やり投げには36人が出場した。山下選手の1投目は高く上がりすぎて36メートル台にとどまったが、2投目で49メートル12を記録してトップに。このあと大阪の選手が3投目で50メートル74をマークし、山下選手は2位に後退したが、最終の6投目に50メートル75を記録して逆転、初優勝した。
近畿を終えて山下選手は「1投目から記録を狙いすぎて力んでしまいました。もう少し楽な気持ちで投げていればもっと記録は伸びていたと思います」と振り返る。
インターハイには6位までが出場可能で、山下選手は昨年の近畿地区予選会は3位で通過。今年は念願の優勝を果たし、近畿チャンピオンとして、全国に臨む。
昨年初めて出場したインターハイでは4位に入賞。「55メートルが優勝ラインだと思うので、この記録を超えるためには、ベストの力を出さないといけません。昨年の経験も生かし、しっかりと勝負したい」と意気込む。自己記録は今年の両丹総体で出した52メートル27。
共栄高陸上部の平田真也監督(50)は「持っている力を出し切れば、十分に優勝は狙えると思います。しっかりとした助走で勢いのある投てきを心掛けてほしい」と期待する。
インターハイ陸上競技は7月29日から和歌山市で開催。女子やり投げは同30日にあり、全国11ブロックから勝ち進んだ66人が出場し、予選、決勝をする。
写真=インターハイでの健闘を誓う山下選手
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