福知山市猪崎の三段池公園内の市武道館で25日、府内(京都市除く)の公立中学校の保健体育科教員を対象にした体育実技柔道講習会が開かれた。教員33人(うち今春新規採用者13人)が府柔道連盟関係者から効果的な指導方法や安全管理を学んだ。
12年度から全国の中学校で武道が必修化されたのを受け、授業に柔道を導入している学校が多いが、事故につながる危険性が高いと指摘されている。このため、府教委が毎年、採用されてから5年以内の保健体育科教員を対象に、指導力向上のため実技講習の機会を設けている。
講師は府柔道連盟理事長の村上忠行さん(8段)と同副理事長の橋本禎万さん(7段)。大半の生徒が初心者なので、まず事故を防ぐために投げられたり、倒されたときに衝撃を和らげる受け身を十分に指導し、生徒の状況に合わせて段階的に技を教えていくことが基本と説明した。
このあと大内刈り、大外刈り、大腰や固め技などの模範演技を見せ、さらにそれぞれ参加者がペアになって練習し、足の運び方など改善点を丁寧にアドバイスしていた。
写真=講師から投げ技の指導を受ける教員
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